和音の響き
初めて弾く和音。
手の小さな生徒さんは3つの音を同時に弾くことは意外と大変で、
とくに小さな手の生徒さんは3つの音を押すのは無理。
まずは真ん中抜かしをしてから手の形が馴染んできてから真ん中の音を追加しています。
弾きにくいからなのか、和音をしっかり聴こうという気持ちが欠けている気がしてならな
い。指の形も第一関節まで指令を送るなどすっかり忘れていて、それどころではないとい
う感じ。押すので精一杯なのかもね。最後まで押し切れない指もあるから。
確かに押し続けるのはかなり意識しないとできないし、始めは難しいと思います。
そんな時、和音の響きを意識してもらいたいから例え話を始めます。
食べたことない生徒さんがいないであろう、アイスクリームでね。😉
「そうだ、アイスクリームは何味が好き?3つあげてくださーい!」って。
大抵の生徒さんはアイス大好きだから、食いつきいいです。👌
「じゃあ、その3つの味を同時に味わってみよう!パク、パク、パク!
じっくりと味わうとお口の中で1つになって…、しばらくして…、
あー、おいしい!ってなるよね。」
「うん!」
「じゃあ、和音の3つの音を味わってみようよ!
そのためにはね、3つ同時に同じ力で弾くのよ、やってみて!」
という感じで。
「ほら!3つの音がお部屋じゅうに広がって…
フワ〜ッと…、だんだんいっしょに混ざり合ってくるよ…、よーく聴いてみて…。」
生徒さんもお耳をダンボにして聴いてくれます。
じっくり聴いているタイミングで
「ほら!1つになってとろけた!」
すると「ほんとだ!」って。🤗
とにかく丁寧に弾くこと、じっくりその和音を味わうことに集中してもらうため
こんなことをしています。
これでしばらくは和音を弾く時、音を揃えて均等に押すことに意識を持っていってくれる
かも。。。
と期待しています。
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